アイディアをお金に変える!クラウドファンドの魅力とは?
画期的な商品を開発したい、アーティストの活動資金を集めたい、地域貢献の活動資金を調達したいなどなど、クラウドファンドを活用したいと考えている方は非常に多くいるのではないかと思います。実は単純な資金集めではないのがクラウドファンディングの魅力です。
本記事では、スタートアッププロジェクトで、クラウドファンディングを活用する” 魅力 ”について詳しく、書いていきたいと思います。
未来を予約する仕組み
購入型のクラウドファンディングは、基本的には買い物をイメージしていただけると分かりやすいです。資金提供者に対して、リターンで設定した、品物やサービスを得る権利を持つ事が出来るのがクラウドファンディングです。
ただクラウドファンディングと買い物で異なる部分は、” 商品が販売される前から、お金を支払って、モノを手に入れる権利を受け取る”というところです。つまり、『未来販売される商品を予約する仕組み』になっているのです。
つまり、クラウドファンディングの活用をすることで、リスク回避ならびに、集めたお金を効率的に使う事が出来る部分に大きな魅力があるのです。さらに資金調達者は、クラウドファンディングが終了した時点で、予約者の数が分かるため、製品をいくつ作らなければいけないか正確にわかります。その為に、初回の製品生産量の計画が立てやすくなるのです。
コミュニケーションを重ねながら、事業開発が出来る
従来資金調達をしたカタチで事業開発をした場合、資金調達者が銀行等から資金を調達し、商品を開発します。そしてその商品を販売することで売上げをあげ、銀行に返済をするようになります。それに対して、クラウドファンディングを活用した資金調達をした場合、資金調達と売上げの確保が同時に出来ます。その後、商品開発をして、リターンを送付する流れになります。
これは、資金提供者(銀行など)はお客様にはなり得ないのに対し、クラウドファンディングの資金提供者は、いわば未来のお客様になります。この違いが、事業開発において非常に重要な要素になります。
クラウドファンディングでは、資金提供者は金銭が戻ってくるわけではないので、よい製品を作ることを望みます。よい製品をリターンとしてもらうことで、『仲間になって良かった』と思う気持ちを大切にするのです。
だからこそ、彼らが満足がいくよう商品開発をする必要があるため、コミュニケーションを図らざる得なくなるのです。
つまりクラウドファンディングを通じて、アイディアやコンセプト検証などをすることが出来るのです。その為、”ある程度、大きな資金を集めて、生産量等が見込み違いで失敗をする”といったリスクを軽減させることが出来るのです。
まとめ
クラウドファンディングを使うと、以下のメリットがあります。
①資金調達をしながらお客様を集め、コミュニケーションをとる機会を作ること
②リスクの軽減が出来る
つまり、クラウドファンディングは単なる資金調達ではなく、プロモーションの機会や、テストマーケティングを実施する機会になると言えます。これがクラウドファンディングのプラットフォームに手数料を払う価値があると言えます。このメリットを最大限に活かせる企画であれば、挑戦してみる価値があるかもしれませんね。
【参考書籍】
入門 クラウドファンディング
スタートアップ、新規プロジェクト実現のための資金調達
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