購入型クラウドファンディングの基本的な流れ
クラウドファンディングの中で、スタートアッププロジェクトに適した、購入型クラウドファンディングで、どういった流れで資金調達をされるかを説明していきます。
Step1 クラウドファンディングのプラットフォームを決める
クラウドファンディングを実施したいとおもったら、どのプラットフォームを利用するかを検討していく必要があります。選ぶ基準は、企画内容やプラットフォーム、手数料等を見て判断をしていきます。日本では代表的なクラウドファンディングには以下のものがあります。
● Makuake
・ 手数料:20%
サイバーエージェントが提供するクラウドファンディングサービス。「Ameba」との連携を通じ、プロジェクトのプロモーション支援が期待出来る。
● Redyfor?
・ 手数料:17%
社会貢献型を中心としたプロジェクトへの「支援者」を募集する形が主体のクラウドファンディングスキーム。
● CAMPFIRE
・ 手数料:8%
音楽、アート、アイデア商品等クリエイティブ系のプロジェクトに強みを持つ購入型クラウドファンディングサービス。
● MotionGallely
・ 手数料:10%
映画、音楽、アート、出版等クリエイティブ系のプロジェクトに強みを持つ購入型クラウドファンディングサービス。
● GreenFunding
・ 手数料:20%
自社直営で運営するクラウドファンディングサイト。TSUTAYAリアル店舗などと連携している。
● FAAVO
・ 手数料:10〜20%
「出身地と出身者をつなげる」をメインテーマとして地域発信型のクラウドファンディングを展開する。
Step2 プラットフォームに企画を送る
最適なプラットフォームを決めたら、どの会社でも企画を投稿する窓口がもうけられているので、企画を送付します。企画には、プロジェクトの内容・目的・資金調達目標など、プロジェクト概要を送付します。その後、審査が行われます。ガイドラインにそった企画では無い場合は、承認されない場合もあります。
Step3 キャンペーンの詳細を決定する
企画が通ったら、キャンペーンの内容を具体的に決定をしていきます。
■プロジェクトの概要
■調達の目標額
■調達期間
■企画のターゲット
■資金提供者へのリターンの設計
※ 資金提供者に対して、何を報酬とするかを決めていきます。
プラットフォーム側の担当者の方も、資金調達を成功させる為に、個別相談にものってくれます。それぞれの項目は非常にシンプルですが、この企画段階がクラウドファンディングを成功させるか否か、非常に重要な部分になっています。この段階で、どう資金調達に対して、活動をしていくか、入念に段取りをしておく必要があります。しっかり、他のキャンペーン等も分析をして、じっくり決めていくことをオススメ致します。
Step4 キャンペーンの詳細を決定する
上記が決定したら、希望日から資金調達を開始するカタチになります。コレ以降は、とにかく、繋がりのある方に拡散をお願いをしたり、資金調達に協力が出来ないかを依頼するのみです。とにかく、ガムシャラに走ることになります。
Step5 キャンペーン終了・調達額の振込
設定した調達期日が来たら、自動的にキャンペーンは終了となります。その際に、調達した金額は、手数料が引かれた金額を資金調達者に振り込まれます。(ただし、調達方式がある)
【 参考: 調達方式 】
■ All or Nothing 方式
目標期間内に目標額が集まらなかった場合、いくら調達していても、資金はもらえない仕組みです。目標が達成されない場合は、払い戻しがされます。
■ All in 方式
万が一目標金額を達成できなくても、調達金額は入金されます。支援したサポーターに対してはリターンを提供します。デメリットは、少額であった際に、自己負担率が高くなります。
Step6 資金提供者へリターンを送付
調達終了後、プロジェクトをスタートさせることになります。送付準備が整い次第、出来る限り速やかに、資金提供者へリターンを送付します。
まとめ
基本的なクラウドファンディングには、6ステップの流れがあります。その中でも、最も重要なポイントはステップ3です。クラウドファンディングを実践する前の具体的な企画・段取りがなければ、式調達を成功させることは難しいです。もし、挑戦をしようと考えていたなら、長期的な視点も視野にいれながら、企画・段取りを徹底して考えてみることをお勧めします。
もし何かご質問があれば、以下のコメントまたはお問い合わせから、ぜひご連絡ください。御待ちしています!
Comment
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。